1年でもっとも月が綺麗に見える「中秋の名月」の日にお月見をするご家庭も多いでしょう。
2022年の「中秋の名月」はいつで、満月を見られる時間や見える方角も気になりますよね。
そこでこの記事では「中秋の名月2022はいつ?見える方角や時間は?満月の探し方も!」というテーマでご紹介します。
当日の、全国地域別の月の出・月の入り時刻や月を見られる時間の長さなどまとめています。
ぜひ、中秋の名月のお月見をする時間や方角の確認の参考にしていただけると嬉しいです。
中秋の名月2022はいつ?
中秋の名月(十五夜)とは、皆さんもご存知の通り中秋に美しい月(満月)を眺めながら、月見団子を食べるイベントですよね。
『中秋』は旧暦で8月15日を指し、旧暦の季節では7月~9月の時期を秋としていました。
8月15日はちょうど真ん中なので『中秋』と呼ばれ、その頃は1年を通して月が最も美しく見える時期(名月)とされています。
しかし、中秋の名月は現在では9月〜10月になり毎年変わるんです。
年によってかなり開きがあるなんだなって思いますよね。
理由は、中秋の名月が旧暦をもとに決められているからなんです。
・現在使われている新暦は地球による太陽の位置を基準にしている「太陽暦」です。
ちなみに、昨年2021年の中秋の名月は9月21日、2020年は10月1日でした。
来年、2023年の中秋の名月は9月29日(金)になります。
このようにして、現在の中秋の名月の日付は毎年バラバラというわけなんですよね。
まとめると、現在使われている新暦「太陽暦」を基にしているため2022年の中秋の名月は9月10日の土曜日となります。
中秋の名月2022の見える方角や時間は?
・中秋の名月2022の満月が見える時間は18:59です。
2022年の中秋の名月は、ほぼ真東の方角から昇り、ほぼ真西の方角に沈んでいきます。
2022年は、どの地域でも18時台に東の方角に月を見つけることができます。
※西日本は18時半以降です。
また、月が1番高くなる時間帯は9月10日(土)23時台後半〜9月11日(日)0時台前半です。
なお、2022年の中秋の名月の見える時間や方角は国立天文のこよみの計算で算出しています。
満月は地球から見て太陽の反対側にあります。(位置が180度異なるということ)
南中時の角度のことで地面との角度、つまり「真南方向の地平線」と「南中時の天体」でつくられる角度のことです。
なので月の南中高度とは、月が真南に来て、最も高く昇った時の地平線との間の角度のことになります。
こよみの計算で算出した9月10日(土)の地域別の月の出、月の入り、南中の時刻や南中高度、月を見られる時間の長さを以下にまとめました。
地域名 | 月の出 | 月の入り | 南中時刻 | 月の見える時間 | 南中高度 |
札幌 | 18:13 | 4:18 | 23:48 | 10時間05分 | 38.6度 |
宮城県仙台 | 18:09 | 4:28 | 23:50 | 10時間19分 | 43.5度 |
新潟 | 18:17 | 4:36 | 23:58 | 10時間19分 | 43.9度 |
東京 | 18:11 | 4:37 | 23:55 | 10時間26分 | 46.2度 |
小笠原 | 17:53 | 4:38 | 23:45 | 10時間45分 | 54.8度 |
愛知県名古屋 | 18:22 | 4:49 | 0:06 | 10時間27分 | 46.7度 |
大阪 | 18:28 | 4:56 | 0:12 | 10時間28分 | 47.2度 |
広島 | 18:40 | 5:09 | 0:25 | 10時間29分 | 47.6度 |
高知 | 18:35 | 5:06 | 0:20 | 10時間31分 | 48.4度 |
福岡 | 18:47 | 5:19 | 0:33 | 10時間32分 | 48.4度 |
鹿児島 | 18:45 | 5:21 | 0:33 | 10時間36分 | 50.4度 |
沖縄那覇 | 18:52 | 5:40 | 0:45 | 10時間48分 | 56.0度 |
※青文字は9月11日(日)です。
まとめると、中秋の名月2022の月が見える方角は東で、満月が見える時間は18:59です。
全国どの地域でも、月の出の時刻18〜19時から月の入り時刻の9月11日4〜5時の10〜11時間の長さで見ることができます。
まとめ
この記事では「中秋の名月2022はいつ?見える方角や時間は?満月の探し方も!」というテーマでお伝えしました。
2022年の中秋の名月は9月10日(土)です。
満月の見える時間は18:59です。
全国どの地域でも、月の出の時刻18〜19時から月の入り時刻の9月11日4〜5時の間は月を見ることができます。
その長さはおよそ10〜11時間でわりと長く鑑賞できることが分かりました。
月の探し方は、南を向き東から西へ空を見ていくと見つけることができます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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