2026年10月の値上げ、日用品と調味料は何が上がる?洗剤・ハミガキ・しょうゆの前に確認したいこと

2026年10月の値上げ、日用品と調味料は何が上がる?洗剤・ハミガキ・しょうゆの前に確認したいこと お得な情報

「10月の値上げは食品だけの話でしょ?」——そう思っていると、日用品で不意を突かれます。食品の値上げは毎月ニュースになりますが、洗剤やハミガキの値上げはほとんど話題になりません。気づいたときには棚の値札が変わっている、という種類の値上げです。

2026年10月は、飲食料品で3,033品目の価格改定が予定されています(帝国データバンク調査)。そして食品だけでなく、日用品と調味料にも価格改定が重なります。

前回の記事では「10月の値上げ全体像と買い置きの線引き」を整理しました。今回はその続編として、日用品と調味料に絞って「何が上がるのか」「何を先に買うべきか」を見ていきます。

先に要点をまとめます。

知りたいこと 2026年9月26日時点の状況
日用品の値上げ ライオンが159品目を10月1日出荷分から(4〜25%)
対象ブランドの例 ナノックス・トップ(洗濯洗剤)、クリニカ・システマ(ハミガキ)、キレイキレイ(ハンドソープ)、オクト(シャンプー)
調味料の値上げ 正田醤油・宮島醤油などが10月1日納品分から(しょうゆ5〜25%など)
買い置きの原則 「毎日使う・日持ちする・置き場所がある」ものだけ
注意点 石けん・洗剤類は保管で品質が落ちる。まとめ買いは1年分まで
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2026年10月に値上げされる日用品

まず日用品です。もっとも規模が大きいのはライオンの価格改定で、159品目が2026年10月1日出荷分から対象になります。改定幅は4〜25%です。

主な対象ブランドは次のとおりです。

カテゴリ 主な対象ブランド
洗濯用洗剤 ナノックス、トップ
オーラルケア クリニカ、システマ(歯磨き粉・歯ブラシ)
ハンドソープ キレイキレイ
ヘアケア オクト(シャンプー・リンス)

ライオンは、中東情勢の影響による原材料価格や物流費の上昇を理由に挙げています。

ここで押さえておきたいのは、値上げ幅が4〜25%と幅広いという点です。 同じメーカーの中でも商品によって差があるため、「ライオンは全部25%上がる」と捉えるのは正確ではありません。実際の店頭価格は小売店の判断で決まるため、発表どおりに上がるとは限りません。

紙類は「10月に一斉値上げ」ではない

ティッシュやトイレットペーパーなどの紙類も気になるところですが、2026年9月上旬時点で日本製紙クレシア・王子ネピア・大王製紙の公式情報を確認した範囲では、「2026年10月1日から一斉に値上げする」という新たな価格改定の発表は確認できていません。

紙類は過去にも価格改定が続いているカテゴリなので、「今回は対象外=今後も上がらない」という意味ではありません。発表が出たら都度確認するのが正解です。

2026年10月に値上げされる調味料

次に調味料です。しょうゆ・味噌・つゆ類でも、10月1日納品分からの価格改定が各社から発表されています。

メーカー 対象 実施 改定率の目安
正田醤油 しょうゆ(だししょうゆ・粉末しょうゆ含む)、つゆ・たれ・スープ等加工品、みりんタイプ、魚醤 10月1日納品分より しょうゆ・加工品 5〜25%、みりんタイプ6〜10%、魚醤約5%
宮島醤油 醤油・味噌製品・粉末/液体スープ製品・たれ製品・レトルト製品など 10月1日納品分より 家庭用 約10〜25%(希望小売価格ベース)
  • 正田醤油は包装資材費の高騰に加え、原材料費・物流費・人件費の上昇を理由に挙げています。
  • 宮島醤油も原材料価格・人件費・物流費等の高騰を理由としています。

調味料は「毎日使うのに値上げ幅が大きい」カテゴリです。 しょうゆやつゆが10〜25%上がるとなると、年間の支出への影響は食品のお菓子類より大きくなることがあります。ここが日用品・調味料編のいちばんのポイントです。

なお、キッコーマンはしょうゆ等の一部商品を2026年9月1日納品分で改定しており、ミツカンも家庭用商品は9月1日、業務用商品は10月1日からと発表しています。つまり「10月だけ」ではなく、9月と10月にまたがって調味料の値上げが続いている状況です。

「先に買うべきもの」と「急がないもの」

ここが本題です。日用品と調味料は、食品よりもむしろ買い置きの効率が良いカテゴリです。理由は単純で、賞味期限が長く、毎日使うものが多いからです。

ただし、何でも買えばいいわけではありません。判断の基準は次の3つをすべて満たすかどうかです。

  1. 毎日〜週数回使う
  2. 日持ちする、または保管に強い
  3. 置き場所がある

先に買っておく優先度が高いもの

  • しょうゆ・つゆ・めんつゆ:毎日使い、値上げ幅も大きい(5〜25%)。未開封なら長期保存が可能で、買い置き効率が最も高いカテゴリです。
  • 洗濯用洗剤:毎日使ううえ、ストックがある家庭が多い消耗品です。詰め替え用を中心に、使用ペースに合わせて確保しておくと効果的です。
  • ハミガキ・歯ブラシ:毎日使う消耗品で、今回の値上げ幅が大きめ(最大25%)です。未開封での保管がしやすく、買い置きに向きます。

急がなくていいもの

  • シャンプー・リンス:毎日使いますが、1本あたりの消費が遅いため、値上げ前の買い置き効果は限定的です。置き場所も取ります。
  • ハンドソープ:詰め替えの頻度が低く、ストックがすでにある家庭が多いカテゴリです。
  • 「とりあえず安いから」で買うもの:値上げ前の駆け込みは、必要以上の消費を促します。値上げ率以上に支出が増える典型パターンです。

日用品の買い置きで気をつけること

食品の買い置きとは違い、日用品には保管上の注意点があります。ここを外すと、節約のつもりが損になります。

  • 液体洗剤は高温・直射日光を避ける:ベランダや車庫など温度変化の大きい場所は不向きです。表示の保管方法に従ってください。
  • 石けん類は湿気に弱い:まとめ買いした固形石けんは、湿気の少ない場所で保管します。
  • 「詰め替え用」は開封せずに保管:詰め替え用はパックのまま保管し、使う分だけ詰め替えます。
  • 置き場所を先に決めてから買う:収納場所を確保できないまま買うと、部屋を圧迫するだけで終わります。

また、買い置きは「1年分」を上限の目安にしてください。日用品は賞味期限がないぶん、つい買いすぎます。値上げは毎年続いているので、半年分・1年分を超えて買い込むと、次の値上げで同じ判断を繰り返すことになります。

向かない人・注意点

この記事の内容が向かない人もいます。

  • すでにストックが十分ある人:値上げ前でも買い足す必要はありません。まず収納を確認しましょう。
  • 単身・少人数世帯で消費が遅い人:買い置きの節約効果は、消費量が少ないほど小さくなります。置き場所のコストのほうが大きくなります。
  • 引っ越しや住み替えを予定している人:日用品のストックは引っ越しの荷物になります。この時期のまとめ買いは控えたほうが良い場合があります。
  • 値上げの件数を見て不安になっている人:159品目・3,033品目という数字は大きく見えますが、すべてを買う必要はありません。自分の支出に占める影響額に置き換えて考えてください。

本記事の価格・改定率・実施日・改定対象は、各社の発表時点の情報です。店頭価格や対象商品、実施日は変更される可能性があります。購入前に各メーカー・店舗の最新情報を確認してください。

よくある質問

Q. 10月の値上げは食品だけ?

いいえ。日用品と調味料でも価格改定が予定されています。ライオンは159品目(洗剤・ハミガキ・ハンドソープ等)を10月1日出荷分から、正田醤油・宮島醤油などは10月1日納品分から改定します。

Q. ティッシュやトイレットペーパーも10月に値上げされる?

2026年9月上旬時点で、主要紙メーカーが「10月1日から一斉値上げ」を発表したことは確認できていません。ただし紙類は値上げが続いているカテゴリなので、新しい発表が出ていないか定期的に確認することをおすすめします。

Q. 調味料と日用品、どちらを先に買うべき?

調味料を優先してください。しょうゆ・つゆ類は値上げ幅が5〜25%と大きく、毎日使うため年間の影響額が大きくなります。日用品は値上げ幅が商品ごとに異なるうえ、消費ペースが遅いものも多いため、優先度は相対的に下がります。

Q. 洗剤の買い置きは何個くらいが目安?

1年分を上限の目安にしてください。液体洗剤は保管場所の温度や湿気の影響を受けやすく、置き場所も取ります。「詰め替え用を数パック」程度から始めて、消費ペースを見ながら調整するのが現実的です。

おすすめの探し方

値上げ前の買い置きは、「何を買うか」より「いくつ買うか」で失敗しやすいポイントです。毎日使うものから、1年分を上限に絞ってみてください。

  • しょうゆ・つゆなどの調味料は、容量と単価を比較してから選ぶと失敗が少なくなります。
  • 洗剤・ハミガキなどの日用品は、詰め替え用と本体の単価差を確認しておくと、日々の支出を抑えやすくなります。

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